本日の金融トピックス(2025年12月4日)
おはようございます。
本日は、日銀の利上げ観測が強まるなかで揺れる世界市場、欧州通貨の回復、そしてリスク資産への資金回帰がキーワードとなります。
また、グローバル経済の構造問題にも注目が集まり、年末相場に向けてボラティリティが高まる可能性が指摘されています。
以下、本日の重要トピックスと市場展望をまとめてお届けします。
■ 1.本日の主要トピックス
◆ 日銀の利上げ観測による金利上昇と世界市場への波及
最近の日銀総裁のタカ派的な発言を契機に、日本の国債利回りは上昇傾向を強めています。
国内だけでなく、欧米市場でも「日本の金利上昇は国際資金の流れを変える要因になる」と注視されており、円高圧力やリスク資産の調整につながる可能性があります。
出典:Financial Times
https://www.ft.com/content/1fa982a7-90b9-4499-bdb5-cf95ac61c75c
◆ 世界市場で「リスクオン」強まる — 株式・暗号資産・コモディティに買い戻し
米国市場を含め、グローバルで株価指数先物が上昇。
ビットコインを含む暗号資産にも買戻しの動きがみられ、リスク資産に資金が回帰しつつあります。
これは「年末ラリー」を期待する投資家心理が影響しているものとみられます。
出典:Reuters
https://www.reuters.com/world/china/global-markets-global-markets-2025-12-03/
◆ ユーロが対ドルで7週間ぶり高値へ — 欧州の景況感改善が追い風
欧州では景況感指数が改善し、ユーロが対ドルで7週間ぶり高値をつけました。
これによりユーロ圏の株式市場もプラス圏で推移し、為替市場ではドル売り・ユーロ買いの流れが目立ち始めています。
出典:Reuters Japan
https://jp.reuters.com/markets/japan/QKLCIR23DJNJ5N2YPSCGA63CMI-2025-12-03/
◆ 国際金融システムへの警鐘 — 特に新興国の脆弱性が浮き彫りに
UNCTAD(国連貿易開発会議)は、「金融ショックが貿易構造の脆弱な国々に深刻な影響を与える」と警告しました。
為替流動性の低い新興国では、米金利の変動・コモディティ価格変動・通貨防衛コストの上昇が連鎖的に発生するリスクが高まっています。
出典:Reuters Japan
https://jp.reuters.com/markets/japan/BZX2PAD52JJ7FOFWYDELVUCTLM-2025-12-02/
■ 2.昨日の市場の振り返り
● 株式市場
米国株は反発。ハイテク株主導で大きく買われ、S&P500とNASDAQがそろって上昇。
半導体銘柄は特に強く、AI関連需要を背景に投資家心理が改善しました。
一方、日経平均は円高進行の影響を受け伸び悩む場面もありましたが、引けにかけて買い戻され堅調に推移。
● 為替市場
ドル円は日銀の利上げ観測により円高方向へ。
米長期金利が落ち着いていることもあり、ドル買いの勢いが弱まっています。
ユーロは前述の通り対ドルで上昇し、為替市場全体として「ドル独歩高」の流れに変調が出ています。
● 暗号資産
ビットコインは堅調に推移し、ETF関連の資金流入が引き続き支えに。
イーサリアムなど主要アルトも上昇し、リスク選好ムードが反映されています。
● コモディティ(金・銀)
金価格は米利下げ観測+円高地合いのダブル要因で買い優勢。
中東情勢の緊張もあり、安全資産として再び注目を集めています。
銀はやや調整も、工業需要の安定で依然強含み。
■ 3.本日の注目アセット別ニュースまとめ
◎ ドル円
- 日銀利上げ観測 → 円買い圧力
- 米金利の方向性とセットで要注視
- 今日もボラティリティが高くなる可能性
◎ ユーロドル
- 欧州の景況感改善が背景
- ドル安ムードとの相乗効果でユーロ強気
◎ ビットコイン
- リスクオンの流れが追い風
- ETF資金流入は継続中
◎ 金(ゴールド)
- 安全資産需要の高まり
- 中東情勢の影響も残る
- 下値は堅い展開になりやすい
■ 4.今日のマーケット見通し
本日の注目点は次の3つです。
- 日銀関連の発言や国債利回り動向
→ 円相場・株式市場に直結 - 米国市場のリスクオン継続可否
→ NASDAQ・S&P500が今夜どう動くか注目 - ユーロ圏の経済指標と為替の反応
→ 欧州の回復は2026年相場の重要テーマになる可能性
全体として、
「為替はやや円買い・株式は強気・コモディティは堅調」
というバランスとなりそうです。

